［周遊型］ 北大阪急行なぞときシリーズ「北鳩家族と不思議な緑の地図」［北大阪急行（大阪）］感想：★★★★☆
概要
北鳩家族と不思議な緑の地図
タイプ：周遊型 ／ 地域：大阪
購入可能地点：北大阪急行の各駅
期間：2022.07.23～2023.03.31 ／ 所要時間（公式）：約4時間
値段：税込み1,500円（服部緑地都市緑化植物園の入園券付き）
路線図の大阪地下鉄御堂筋線の上の方だけ地味に色が違う。御堂筋の一部だと思って乗ると、運賃が妙に高くなっててビビる（初乗り料金が徴収されてるから）。そんな存在、北大阪急行。
新大阪の2駅先からが北大阪急行だから、縁のない人も割といそう。私個人は高校生の頃に緑地公園駅近くの駿台に通ってた関係で、かつてはとてもお世話になりました。
未だに新大阪で乗り換えてた時の疲れた気分を思い出せちゃいますよ私……。みんなきっと新大阪から旅行に行くのにさー、私は予備校行くんだよなーって。
マジで良かった浪人しなくて。第一志望は見事に滑ったけど。でも今考えるとJRで新大阪まで行って御堂筋・大阪急行なんて初乗り料金3回も払ってて泣ける。
家から遠くて微妙な位置の高校なんかに通うから、って高校も本命落ちて滑り止めのとこ行ってたんだったわ、そういえば。
なんて遠い過去を思い出しつつ、千里中央に行く用事があったついでにキットを購入。千里中央駅では駅長室で販売してました。
失踪した旦那ぽーたを探す奥様鳩ぽぽのお手伝いをするのがメインストーリー。こう書くと深刻な話っぽいけど、絵柄の通りにほわほわとしたトーンで展開する。
謎自体は簡単めで途中まではサクサク進む。さらに仕掛けがとても気持ちいい。と、にこにこ油断してたら、最後の目的地前の謎が結構難しかった。
全体的に楽しい謎解きだったものの、唯一絶対の難点として肉体的に辛い。超歩く。植物園に行くのは最初から分かってるけど、毎回「こんなところに？」な場所に連れて行ってくれる。それが微妙に駅から遠いのよ。
でも同時に北大阪急行沿線を味わいつくしてる感ある。でもでもやっぱり、ちょっと遠いよぉ。
毎度の如くスタートが遅かったせいで一日で終わらず、二日に分けた。明るいうちにプレイするのおすすめ。
営業時間がある植物園は当然ながら、他の駅も暗くなると目印見落とす。というか、実際に見落としたよ。変な場所を彷徨う変な人になってしまった。
なんか私っていつも迷ってんな。いいの、私にはピクミンブルームと世界の霧という無駄足踏んでも無駄にならないアプリがあるから。電池の消費がえげつないけど。
丸っとしたフォルムが可愛いぽーた＆ぽぽ夫婦はこの謎解きのためのキャラクターだと思いきや、2015年デビューの北大阪急行の公式キャラクターらしい。し、知らなかった。
あとずっと「きたはと」だと思ってたのに「きたきゅう」と読むそうな。し、知らなかった。北大阪急行に掛けてあるのね。
二回に分けた前半戦は、まだ紅葉の季節だった。紅葉ってよりは黄葉。服部緑地都市緑化植物園の木々がイエローに。
これで入園料220円かー。ご近所の人たち良いなぁ。
高3の頃には毎日のように緑地公園駅使ってたけど、こっち側にこんな施設があるなんて知らなかったよ。知ってたら利用……、いや、220円でおやつを買う選択をしただろうな、当時の私は。
最初に解くことになる冊子3冊をクリアして、「次は家で解けるタイプの謎でしょ？ もう帰れるね！」とか思ったらそんなことはなかった。そりゃそうよね、と路線図を見上げながら思いつつ、もう真っ暗なのでここで一日目終了。
後半戦は翌日にってするには満身創痍かつ、またしても歩かされそうだったので延期決定。
フラップゼロアルファさんが関西の鉄道七社（！）の謎解きを手掛けてる関係から始まった新企画「ひとつなぎの謎」のエキストラステージも、折角なら一緒に回りたいし。交通費的な問題で。
と、ここまでが11月の話。そしてここから後半12月の話。
天気には恵まれなかったけれど、今年中に終わらせたいってことで気合い入れて最後の駅に！ 雨だけど負けない！！
……覚悟してたほど歩かなかった＆割とあっさりだったよ。なんかちょっと悔しい。覚悟キメすぎたのかもしんない。
最後の謎の一回足踏みさせられるの面白くて笑ってしまった。伸長の話は私が子供のころから囁かれていたけど実現の気配がなくて、延びる延びる詐欺だと思ってました正直なところ。
ほ、ほら、伊丹空港だって結局なくなるなくなる詐欺だったわけで。ゴタゴタを長年に渡って目撃する羽目になったせいで、色んなものに疑心暗鬼なのよもう。
無事に伸長して安定したら、また新作の謎解き作って欲しいなー。
謎解きキットに付いてるクーポンを使って、江坂のカフェ三番館でお茶した。クーポン特典でなんとワッフル1枚増える！ 美味しい！！
ボーナスステージもちゃんとクリアした。だから駅から微妙に遠いんだってば、なダスキンミュージアム。
ミュージアムが江坂でミスドの一号店が箕面。なんか大阪の上の方に縁のある会社なのかな、と思ったら実際に本社は吹田だった。納得。
ボーナスステージ自体はさっくり終わるし、ダスキンの広告感あるけど、ギミック（？）がちょっと面白い。それにダスキンミュージアム、細部までかわいい作りしてる。
思わずお土産まで買ってしまったし、ミニ体験までしちゃった。ぼっちで。
予約が必要なガチンコのドーナツ作りもいつかやってみたいなー。
平日限定だけど、謎解き付属のクーポンでこのミニドーナッツ1個増える。太っ腹！
なんだかんだ歩かされるから一日で回るにはヘヴィーだけど、謎解きが簡単めながらもギミックが面白く、意外な場所まで連れて行ってくれるなかなか面白い謎解きでした。ストーリーも可愛いしね。
来年度以降にまた新作出して欲しいなー。
